いま起きつつあること「高橋哲哉さんの平和講演会から 日本はどこへ向かうのか?戦争と平和の岐路に立つ今を考える②」
日本とドイツの戦後対応
第二次大戦で同盟を組んだドイツと日本との、戦後の歴史認識を比べてみた時、一つの際立った対照がある。
かつてナチスドイツが、ポーランドに侵攻してユダヤ人を大量殺戮した時に、ユダヤ人が武装蜂起したことを記念した、「ワルシャワゲットー蜂起記念碑」がある。1970年に戦後初めて西ドイツの首相がポーランドに訪れた時に、ブラント首相はこの記念碑に花を捧げ、膝をついて追悼した。